NEWS & トピックス

2015年07月18日

スーパーマーケットサンコーオープン!

木津土地区画整理事業地内に整備されていましたスーパーマーケットサンコー木津店がオープンしました!
確かな品質と豊富な品揃えで、暮らしの利便性がさらに向上しました。

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2015.07.18

2014年10月28日

2015年春、木津土地区画整理事業地内にスーパーマーケットサンコー出店決定!

木津土地区画整理事業地内にスーパーマーケットサンコーが出店決定しました。
現在、2015年春のオープンに向けて準備に取りかかっています。
2014.10.28

2013年10月26日

「ホームタウン木津の庄 住まいの見学会」が開催されました!

10月12日(土)から14日(月・祝)までの3日間ホームタウン木津の庄で、ハウスメーカー7社8棟にご参加いただき、「住まいの見学会」が開催されました。

期間中、スタンプラリーも実施し、「全国うまいものラーメン」と「花の種」をもれなくプレゼント。
初日は、あいにくの雨模様でしたが、それでもたくさんの方々にご来場をいただきました。

中日と最終日には天候にも恵まれ、ヤングファミリーの皆さんやシルバーのご夫婦など幅広年代の皆さんにご来場をいただきました。本当にありがとうございました。

北日本新聞さんとKNBさんに「住まいの見学会」の模様をご紹介していただきました。
2013.10.26

2013年02月14日

「ホームタウン木津の庄」に融雪装置が導入されます!

毎年、降雪量が多い北陸の冬。ちょっと心配ですよね。
「ホームタウン木津の庄」では、雪が降った時でも安心で快適な暮らしをかなえるため、
融雪装置の設置を検討しました結果、このたび正式に導入を決定する事といたしました。工事着手は今春4月予定。
家族みんなが永く暮らせる付加価値の高いまちとして、木津の庄はこれからもパワーアップしていきます。
※平成25年4月1日以降のご契約から消雪負担金がかかります。

融雪装置
(写真はイメージです。)
2013.02.14

2012年06月24日

きずな通信 VOL.3 発行

2012年6月24日 きずな通信VOL.3を発行しました。

きずな通信VOL.3 [PDF:3.3MB]
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2012.06.24

2012年05月18日

北日本新聞/新駅2候補 採算可能

2012年5月18日 北日本新聞に掲載されました。

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2012.05.18

2012年04月22日

きずな通信 VOL.2 発行

2012年4月22日 きずな通信VOL.2を発行しました。

きずな通信VOL.2 [PDF:2.8MB]
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2012.04.22

2012年03月18日

きずな通信 VOL.1 発行

2012年3月18日 きずな通信VOL.1を発行しました。

きずな通信VOL.1 [PDF:4.6MB]
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2012.03.18

2012年03月02日

北日本新聞/並行在来線2新駅検討

2012年3月2日 北日本新聞に掲載されました。

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2012.03.02

2011年10月12日

北日本新聞/発電できる住宅販売

2011年10月12日 北日本新聞朝刊に掲載されました。

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2011.10.12

2011年10月09日

富山新聞/並行在来線新駅・議論が活発化

2011年10月9日 富山新聞朝刊に掲載されました。

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2011.10.09

2011年09月25日

北日本新聞/社説 並行在来線 新駅の建設で地域復興を

2011年9月25日 北日本新聞朝刊に掲載されました。

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2011.09.25

2011年09月23日

北日本新聞/並行在来線新駅・高岡‐西高岡で検討

2011年9月23日 北日本新聞朝刊に掲載されました。

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2011.09.23

2011年08月24日

木津の庄コミュニティセンター(コミュニティカフェ)構想

「絆」づくりの拠点となる「木津の庄コミュニティセンター」の構想を
富山大学芸術文化学部の皆さんとのコラボレーションで進めています。


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木津の庄コミュニティセンター(コミュニティカフェ)完成イメージ模型。
まちに映える斬新なフォルム。
開放感あふれる空間で「絆」づくりを・・・。

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木津の庄コミュニティセンター構造イメージ。屋根をとった状態です。

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木津の庄コミュニティセンター(コミュニティカフェ)正面玄関。

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富山大学芸術文化学部 造形建築科学コース 横山講師。

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富山大学芸術文化学部の生徒さんとの打ち合わせも頻繁に繰り返し、
よりよいまちづくりの場に・・・思いを込めてます。

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2011.08.24

2011年07月14日

義援金へのお礼

5月7日(土)〜6月5日(日)までの毎週末10日間に渡り行われた、木津の庄住宅展会場内にて、東日本大震災への義援金を募集しましたところ、ご来場の皆さまより期間中合計37,719円をいただきました。
皆さまからのお志は日本赤十字社を通じて被災地へおくられます。ここに心より御礼申し上げます。
2011.07.14

2011年05月13日

(住宅展)ご来場ありがとうございます!

住宅展オープンには、多数のご来場ありがとうございます!
おかげさまで、とても賑やかな楽しいオープニングとなりました。
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個性豊かな家々が街並みを魅せています。
ゆったりと広がる木津の庄。
これからの発展を想像するとワクワクしますね。
たくさんのモデルハウスがありますから、何度でも訪れて、
心地よい木津の庄を体感してください!
2011.05.13

2011年05月06日

誕生、住宅展はじまります

待望のまち開きです!
いよいよホームタウン木津の庄のお披露目です。
28社30棟出展の住宅展を開催します。
★住宅展出展メーカーはこちら★
(震災の影響により、まだ完工していないモデルもあります。ご了承ください。)
たくさんのご来場をお待ちしております!

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2011.05.06

2010年12月27日

まちづくりフォーラムリポート 12月18日開催

まちづくりフォーラムでのディスカッションをご報告します。
(12月18日(土) ウイングウイング高岡にて開催)


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ハードからハートへ!「絆」のあるまちを目指して・・・

昨年末の12月18日(土)、ウイング・ウイング高岡において『築こう!気づこう!まちづくりフォーラム』と題して、新しいまちづくりに望まれるものをテーマにパネルディスカッションが行われました。
(主催:高岡市木津土地区画整理組合・北日本新聞社・北日本放送)

rijicho.jpg最初に高岡市木津土地区画整理組合の上坂敏雄理事長より「私たちが育った世代は決して豊かではでなかったが、隣近所や地域の人たちのつながりが、子どもたちを守り、やさしく見つめてられていた。これは地域で育まれた絆であったが、現代はこのような絆が希薄になり、悲惨な事件も起こっている。これからのまちづくりは、整備されたまち並みを形成するだけではなく、地域の絆や世代を超えたつながりを新しい形でつくることが大切であると考え、そのために何をしていけばよいのかをテーマにこのフォーラムを開催した。フォーラムで出された意見を、絆とコミュニティーを構築するための大切な宝として受け止め、まちづくりに反映していくことが役割であると考える」と挨拶がありました。

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美しいまちの条件とは?

―――まちづくりに関して、日頃からどのような考えをお持ちですか?

貴志 30年以上、大阪で建築設計事務所を営み、主に保育施設を造ってきた。6年前、富山大学の合併時に高岡市へ来たが、子どもの視点から見たまちづくりを提言していきたい。

美しいまちの条件とは、まず「親しみやすさ」、つまり規模としてのヒューマンスケールを保っていること。次に、子どもにとって一番大切な「わかりやすさ」で、これは、自分がまちのどこにいるのか、すぐにわかるという安心感につながり、また、まちのしくみがどうなっているのか、わかりやく理解することにより、子どもの成長に与える影響は大きい。そして三つ目の条件は「その場らしさ」で、その土地の持っている固有性、アイデンティティである。

しかし、現代のまちは、合理性だけで造られた画一化されたまちなので、「わかりやすさ」「その場らしさ」といった特色や地域の特性が形成されにくくなっている。さらに、そこに住んでいる住民も、まちと同じように高齢化しているまちが全国に多数ある。子どもたちが「もう一度あのまちに帰りたい」と思う、愛されるまち、世代交代のできるまちがこれからのまちづくりに必要と考える。

堀内 これまで、横浜や東京のまちづくりに建築家として数多く携わってきたが、まちができ、人が増えてはいるが、自分が最初に思い描いていた賑やかなイメージとは空気感が違う、ということに10年程前に気づいた。今は立ち位置を変えて、NPO法人を設立し、まちに住む人たちがまちづくりを自分のことだと受け止め、いかにそれに参加していくのかを考えながら実践している。つまり、ハードも大切だが、ハートの感じられるまちを実現していくことをテーマとしている。


松嶋 PTA親子安全会とは、PTA活動中にケガや事故があった場合、お互いさまの考え方で助け合う会で、奨学奨励金や高額な損害賠償保障も行っている。PTA活動に携わって14年経つが、まちづくりにおいては、子どもの居ないまちは考えられない。新しいまちや団地には、小中学生を持つ30代、40代の家族が住まわれることが多いので、子どもを持つ親として、助け合えるまちづくりを考えていきたい。


山本 平成21年に双子を授かり、現在、双子が3組もいる町内に住んでいる。妻が美容師をしていたので、近所の奥さんとその双子のお子さんの髪の手入れをしてあげ、その間は祖母が子どもの面倒を見るなどの助け合いの精神が生まれている。また、近所のお年寄りにも、子どもの成長を気遣っていただくなど、子どもを通じて、まちのつながりが形成されていくのを実感している毎日である。


高岡市木津土地区画整理組合・北日本新聞社・北日本放送では、フォーラムに先立ち、スーパーマーケットなどでまちづくりに関するアンケートを実施した。どんな雰囲気の街に住みたいか?という質問に対して、一番多かったのが「近所の人とは日常的に挨拶ができる」というもの。次に「騒音が少ない・静かである」とほぼ同数で「地域の連帯感が感じられる」「困ったときに助けてくれる人たちがいる」という声が多く、たくさんの人が地域の絆や連帯感を求めているようだ。

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共通の関心事、共通の夢を

―――いいまちにしていくためには、住む人ひとりひとりが、どんな意識をもって関わっていくのか、が大きな要素。その事例やご提案をお聞かせください。

堀内 アメリカに4年間留学し、生まれ育った東京の奥沢に帰った時、近所のオバちゃんに「こんにちは、お久しぶり」と声をかけたが、反応がなくそのまますれ違ってしまった。アメリカでは近所同士顔を合わせると当たり前のように笑顔をかわすことが、顔見知りなのに挨拶が返ってこなかったことがショックだった。子どもの頃は、近くの商店街へ行くのにも道路を通らず、近所の家の庭に抜け道がありそこを通っていくなど、まさに近所の垣根がなかったのに、いまでは人と人との大切な「間合い」がなくなってしまったことを何とかしようと思い、地元での活動を始めた。

まずは、地元の世田谷区において「地域で何が共有できるのか」を調査した。資源、食、緑などを、子どもからお年寄りまで世代を超えてまちじゅうを歩いて探した。その結果、人と人とのつながりを作っているまちづくりハウスやコミュニティーガーデン、地元の人がボランティアで始めた子どもの遊び場、リサイクルやリユースを引き受けてくれるところ、道具などの修理をやってくれる人がいたり、有機栽培の畑やコミュニティー農園、野菜の直売所、自然食品店、自然食レストランなど、意外と知られていない、しかもエコロジカルなことが都心にもかかわらず多数発見した。さらに、その場所に関わる地元の人の話をうかがい、取材結果をワークショップでまとめこれを『グリーンマップ』として作成した。これらにかかる費用は『世田谷まちづくりファンド』の公募に企画提案し、審査会で選定された予算で賄っている。

まちめぐりをするにつけ、建ペイ率ギリギリまで住居が立ち並び、「木」や「土」がまったくない例も見受けられるが、新興住宅地や商業地域でも、それまであった「木」を残す開発もある。これを『景観木(ぼく)』と呼んでいるが、会ではこれらの木々が伐採されないように名札をつけたり、個人の住居でも木や緑をうまく残している方々を表彰している。やむを得ず、新規開発により伐採される木々は開発前にみんなで掘り起こし、配布したりもしている。最初は数人から始めた会ではあるが、いまでは子どもから年配の方まで約200名に参画していただき、空き地を借りた園遊会や、各種講習会やコンサート、苗の交換会、まち歩きなどを行っている。

このように世代を超えて人々が集まることができるのは、『共通の関心事』を始めることがキッカケになると思った。高岡市でも、例えば、農業とまちづくりとの連携など、共通の関心事をみんなで考えるところから始めることが大切だと考える。


山本 共通の関心事といえば、近郊のまちの事例を。冬場になると日没が早く、小中学生の下校時が心配なので、街灯の設置要請をしてもなかなか取り付けてもらえない。そこで、地元の有志の方々がイルミネーションで通学路を明るくしようという活動を始めた。今年で三年目になるが、当初は少ない人数だったのが、今では自治会全体、学校をも巻き込んだものになり、さらには高岡市からの補助もあり大きな運動となっている。この運動は「子どもたちの安全を確保しよう」という、関心事がキッカケとなった。そして、一番大切なのは、このような活動を最初に起案するリーダーの存在だ。

平成21年、高岡は開町400年を迎え、数々の事業が行われ、たくさんの市民が参加された。これも「ふるさとの良さを見直そう」という共通の関心事が多くの市民が集った大きな原動力になった。共通の目標、共通の方向性を見出し、声を出して踏み出していくことが、まちづくりに求められていることではないか。道路や街灯といった社会資本のほかに、もともとそのまちにある人と人とのつながりや、いい関係、つまり、社会関係資本=ソーシャルキャピタルがこれからの時代のまちづくりには不可欠であると考える。

父親として思うことは、まちに住む子どもたちがずっとこのまちに住み続けるいい環境をつくり、残したい。そのために、住む人みんなが共通の夢を持って地域づくりに取り組んでいければと思う。


松嶋 いま、学校やPTAでは、子どもの成長を地域に頼らざるを得なくなっている。子どもたちが被害者になる犯罪が多発し、自治会と学校との連携によって防犯活動が行われているが、このような目に見えるカタチだけはない。いま一番問題になっているのはネットでのいじめ。いじめは永遠の課題で、年々そのスタイルを変えているが、表面に現れてこないのが現代のいじめである。一例では、携帯電話による学校の裏サイトで、集中的にひとりの子どもが悪口を書き込まれる。しかし、いじめられている子どもはさらにいじめがエスカレートしていくのを恐れ、そのことを親にも学校にも知られたくない。そこで、いじめられている子どもは、親の前でも学校でも、いじめられているふりをしない。しかし、ふっと気が抜けて悲しい、寂しい表情をする時がある。そのことを見つけることができるのは、地域の人たちだと思う。昔は頑固オヤジのような存在がいて、いつも子どもたちに目を光らせていたが、残念なことに、いまでは大人がまちの中からいなくなってしまった。子ども同士は学校で顔を会わせるが、大人同士は顔がわからないというのが現状。

では、どうやってコミュニケーションを図ればいいのかと考えた場合、まずは、行事や祭りに参加すること。新しいまちを形成するときには、古くからの獅子舞などのお祭りはないが、まずは、集まれるキッカケとなる行事や祭りづくりから始めるべきと考える。


―――最初から「ふれあいをしましょう、地域の絆を深めましょう」ではなく、共通の関心事となるキッカケづくりを仕掛けていくことが大事だと感じました。次に、ハード面で、子どもたちとのつながりを持てる方法があるのかをお聞かせください。


貴志 心理学で物事を相対的に捉える『ミラー現象』があり、子どもが空間を把握する初歩的な段階である。例えば、右手でコップを持ち、向かい合わせに座った子どもに「同じようにコップを持ちなさい」と言うと、自分の左手にコップを持ってしまう。これは、子どもの左側に窓などがあった場合、コップは窓側にあるものと認識するからで、自分の居場所と物との関係で空間や建物を理解するという現象。

保育施設などを造るには、二つの手法があり、一つは広場型で、エントランスを核として自分の保育室の位置を認識させる手法。もう一つは道型。L字型の廊下に、園庭やランチルーム、エントランスを配して、曲がり角の一番奥に自分の保育室を配するというもの。子どもは、自分が居る建物のカタチを理解して、自分がいまどこの場所にいるのかを認識できる。これは子どもにとって、環境の中で空間に疎外されない、とても居心地のいいことである。
これは、自分が子どもの頃住んでいたまちのカタチで、L字型の道に学校や薬師堂、醤油工場などが配され、しかも玄関はあけっぱなしで開放感があった。このような自分の中で居場所が理解でき、居心地のいいまちのイメージを保育施設に応用した。

そこで、居心地のいい空間として、「道」を子どもたちに取り戻すことを提唱したい。私たちが子どもの頃は、道は遊び場でありコミュニケーションの場であった。友だちの帰りを待ち、友だちが誘いに来る場所、また駄菓子屋があり、いつもオバちゃんが見守ってくれていた。道とは子どもが楽しく安全に遊べる場所。また、子どもの姿がまちに見える場所として、車と子どもの共存をまちづくりの“シカケ”として考えていきたい。


―――「車が危ないから、子どもを家の前で遊ばせないでください」という回覧板が回ってきたこともありましたが、本来、家の前の道とは、子どもにとって一番安全な場所であったはずですね。


ハード面のアンケートでは、どんな環境の町に住みたいか?という質問に対して、「普段の買い物が便利」に次いで多かったのが、「公園」「広場」がある、「緑などの自然が豊かである」などで、地域コミュニティーの中にも、ふれあい空間を望んでいるのがうかがえる。


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まちづくりのシカケと工夫

―――昔の日本では当たり前だった地域関係、コミュニティーを再構築していくには、まちのデザインなどハード面でのサポートが重要だと思います。まちづくりにおいての技術的なアドバイスをお願いします。

堀内 道づくりを捉えた場合、車がたくさん通る道と通らない道とでメリハリをつけることができる。問題は、通過交通をいかに遮断するか、ということ。何も工夫されていないと抜け道として通過されてしまう。ヨーロッパの事例では、住宅地の路面をレンガ風にするなど道の色を変えてドライバー心理に訴える。入口にハンプという段差をつけ減速させる。また、本来道にあると邪魔になるがコミュニティーに役立つベンチを置くなど、既存の団地でも十分可能な方法もある。


貴志 昨今の親たちは危険に対して敏感過ぎると思う。危ないから家の前で子どもを遊ばせないのではなく、車が来たらスッと避けるという感性も子どもには必要だ。それは安全を重視し過ぎると想像力のない子どもに育ってしまうからだ。このように、子どもが成長するように、まちも成長して欲しい。
近代の建築素材は時間が経過すると劣化し、古い住宅地はすさんで見えるところが多い。時間が経つと味がでる「木」による家づくり、また、年々育っていく「緑」も、これからのまちづくりのキーワードで、建物をグリーンで隠すくらいが良いのではないか。
高岡市の金屋町では、表からは古いまちなみが望まれるが、中庭には表からは見えない緑がある。いま、学生の試みで、プライバシーを守りながらも中庭の緑を道行く人たちに見せる工夫をしている。そうすることで、緑豊かなまちが形成されていくと思う。

美しいまちの条件である「その場らしさ」を新しいまちで形成していくには、どこの家でも緑が垣間見えたり、子どもの声やお祭りの囃子が聞こえてきたり、夕飯の香りがしてくる、というような、五感に訴えるまちづくりが必要だ。それが原風景となって子どものまちに対するイメージとして残っていくと考える。


松嶋 子どものイメージといえば、最近は公園から子どもたちがいなくなった。これは数年前から遊具による事故が多発したことで、公園から撤去されてしまったことが要因。安全に集える公園づくりについてご提案をいただきたい。


堀内 サンフランシスコ、ボストン、クアラルンプールなど都心のまちなかには必ず子どもの遊び場がある。そこには新しいタイプの樹脂製の遊具、落ちてもケガの少ないラバー敷きなど安全なものがある。


貴志 富山大学では木材で遊具を開発している教授がいる。木材も朽ちてくるとささくれだってくるが、金属製と比べてケガの仕方が違う。また、住宅地における公園づくりにおいては、都市型の大型公園を1箇所に造るのはなく、家と家の間に点在させたり、広い道の一部を公園として利用したりと、昔あった裏道のような、コミュニティーを形成できる空間としての公園のあり方も考えて欲しい。



その場らしさのまちづくり

―――ハード面とソフト面は別々のものと思っていましたが、相通ずるものだったのですね。まちづくりに対する提言としてハードとソフトの両面からお願いします。

山本 子どもたちに自然の風景やきれいな景色を見せるとそれが脳に刺激されるらしい。インドがノーベル賞受賞者を多く輩出しているのは、いろんな色が国中にあふれていてその中で子どもが育ったからだとも言われている。美しいものを見せに行くのも大切だが、まちそのものが美しく形成されていれば、情緒豊かな子どもが育つのではないか。


貴志 北陸線の車窓から見える親不知の網小屋の風景は、曇り空に見るとこの上なくきれいである。金屋町もそうで、曇り空に映える景観だと思う。しかし、高岡駅前は曇りの日には、いかがでしょうか。ギリシャの白い壁の家並みは、真っ青な空と地中海に映えるといったように、風土によってきれいには見え方が違うので、外観の材質、素材などを考えたまちなみづくりも重要だ。


堀内 まちづくりには一定のガイドラインが必要。それは規制のための規程ではなく、まちを良くするちょっとしたルールがあるだけで随分とまちは変わる。そのことをプラスの夢に変えて、建設的に進めるという空気を作りあげていくことが大切だ。また、「このまちに住めば生きがいをみつけ、子どもものびのびと育つ」などのそのまちならではの特色づくりも必要だと思う。


貴志 団塊の世代は競争の中で育ったので、リタイヤした時くらい生きがいを感じられるまちのしくみがあればよい。


堀内 Uターン層を受け入れることも、首都圏のノウハウをふるさとづくりに活かすこともできるのではないか。そうすることで、古くから住んでいる人たちの知恵と、新しい人たちの知識を融合させた新しいまちづくりが可能となる。


松嶋 統計的に見ても祖父母のいる家庭は成長の度合いが違う。まちにいろんな世代の、人生経験の豊富なひとたちが集まることで、地域全体として子育てに関わることができる。


山本 まちに住むひとたちにそれぞれの「出番」があればよい。気軽に物事を頼むことができまた、頼られることにより生きがいを感じるといった出番の循環がまちの活性化を生み出すと思う。
人と人とのつながりは、そこに住んでいる人たちが自覚を持ち、大きなかたまりになって初めて実現できる。そして、そこで育った子どもたちが、またそこへ帰ってきたいという気持ちになってくれる、そんなまちづくりを期待したい。


貴志 新しい住宅地には、隣接する地域の家を見てから、家づくりをしてもらいたい。決して同じ造りでなくてもよいが、住む人たちには居住まいの正しさも重要。『借景』とよく言われるが、自分の家も景色の一部であることを考えて、お互いに景観の保たれるまちを形成してもらいたい。また、住宅の中には、プライバシーを守る部分と開いていける部分があるので、積極的に開いていって欲しい。そして、まち特有の美しさ「その場らしさ」を追求していただきたい。


ディスカッション終了後、上坂理事長から、「これまで木津地域では『水と緑と人情』という考え方でまちを造ってきた。新しい人たちとのつながりを積極的に考えていきたいと思い、地元の特産品である大根なども一緒に育てていける畑を提供させていただくなどを通じて、共にまちづくりを考えていきたい」とのコメントがあった。


―――「まち」というのは、人の生き方につながっていくのだと感じました。自然や一定のルールを採り入れるといった、ちょっとした工夫で、心穏やかにそして楽しく暮らしていけるまちができると思います。まち全体が家族のようなそんな絆のあるまちが増えていくことを願っています。

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